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  • サンプル3:SalomeでCADデータからOpenFOAMまで
    salomeでCADモデルを作成して、メッシュを切り、OpenFOAMで計算する。 その一連の手順をやってみたいと思います。 なお、salomeには、salome-3.2.6を使いました。

    まずはCADモデルを作成します。以下、私が作成したCADモデルの絵です。




    そしてメッシュを作成します。



    さらに。境界条件を設定します。


     流入条件設定用のグループを作成


     流出条件設定用のグループを作成


    ここまでの過程は、 サンプル1 , サンプル2 , BackStep流のモデルをSalomeで作成してみよう! を参考としながら進めてください。寸法は適当で良いと思います。
    それでもという方は、以下にsalomeで読めるCADデータを置いておきます。 メッシュは自分で切ってみてください。

    ・ここで表示しているCADモデル
    ・CADモデルを作成した過程がわかるsalomeのサンプルファイル(3.2.6用)
    ・メッシュモデルを作成した過程がわかるsalomeのサンプルファイル(3.2.6用)



    作成したメッシュをunvファイルで出力し、それをOpenFOAM形式に変換します。
  • ideasUnvToFoamを使えば良いです、と言いたいのですが、失敗しました。なぜ?
  • 仕方がないので、自分で作成したツールで変換しました。

  • 解決しました。バグ報告がありました。

    いや、使ってみると自作コードの何倍(何十倍?)もの早さで作業が終了してくれます。 こりゃ、自作ツールはさっさと捨てて、こっちをメインで使用しなければ。

    ideasUnvToFoamについてのバグFix

    解析のページ:ideasUnvToFoamの使い方

    以下、出力したUNVファイルと、OpenFOAM形式のファイルです(バグFixしたideasUnvToFoamでファイル変換可能です)。
    UNVファイルとOpenFOAM形式のファイル



    さぁ、計算です。ここでは圧力境界を指定して解析しようと思います。 rhoSimpleFoam等でやりたいところですが、まず手始めにpotentialFoamで行きます。
    「流入境界(上の画像参照)」と「流出境界(上の画像参照)」に、以下の様に設定してください。
    boundaryの中身 略 Wall10 { type wall; physicalType wall; startFace 48621; nFaces 306; } Inlet11 { type patch; physicalType pressureInlet; startFace 48927; nFaces 307; } Outlet4 { type patch; physicalType pressureOutlet; startFace 49234; nFaces 71; } -------------------------------------------------- Uの中身 略 Wall10 { type fixedValue; value uniform (0 0 0); } Inlet11 { type pressureInletVelocity; value uniform (0 0 0); } Outlet4 { type zeroGradient; } -------------------------------------------------- Pの中身 略 Wall10 { type zeroGradient; } Inlet11 { type fixedValue; value uniform 1000; } Outlet4 { type fixedValue; value uniform 0; }
    さて、ポテンシャル流解析の結果です。


    続く?



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